しつけ(躾)とスキンシップ 犬・猫と私達人間

しつけ(躾)るとは、『礼儀作法を教え込む』ことで、
虐待(ぎゃくたい)、暴力とはまったく別物だ。


犬の場合、子犬の時に ジャレて噛(か)んでくる。だんだん強く噛んでくる。

その時、子犬を仰向けに寝かせて、
アゴをあげる(気道確保のように) 足をのばして 
全体が 伸びをしている格好にさせる。
それだけで、子犬は自分がしてはいけないことを理解する。
暴力は一切 必要ない。


トイレの躾にしても、上手くいった時に ベラボウにほめる。
ほめて褒めたおすと良く覚える。


人間の場合は、どうか?大人は?まったく同じだ。

アンドルー・カーネギーが38歳という若さのシュワッブを社長に迎えた。

週給50ドルがかなりの高給とされていた時代に、
年俸100万ドル以上の給料をカーネギーはシュワッブに支払った。なぜか?


シュワッブ自身の言葉は こうだ。


わたしには、人の熱意を呼び起こす能力がある。
これが、わたしにとっては何物にも代えがたい宝だと思う。

他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。

上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。
わたしは決して人を非難しない。
人を働かせるには奨励が必要だと信じている。
だから、人をほめることは大好きだが、けなすことは大嫌いだ。

気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える


シュワッブは断言する。

わたしは、これまでに、世界各国の大勢の立派な人々とつき合ってきたが、
どんなに地位の高い人でも、小言をいわれて働くよりも、
ほめられて働くときのほうが、仕事に熱がこもり、出来具合もよくなる。
その例外には、まだ一度も出合った事が無い


実はこれが、アンドルー・カーネギーの大成功の鍵なのだと、
シュワッブは言っている。
カーネギー自身も、他人を、公私いずれの場合にも、ほめたたえたのである。
人を動かす』D.カーネギー 翻訳 山口博氏より編集  

他人からもらった優しいほめ言葉は、
夜明けの星の奏(かな)でる音楽のように、
いつまでも記憶に残り、心の力になる。


飼い主と常にスキンシップのある動物は幸せそうだが、
いったんスキンシップをなくされた動物たちは、いっぺんに元気をなくし、
異常行動・
ノイローゼ状態になる。人間も彼らと同じ哺乳類だ。

スキンシップを無くされたら、赤ちゃん・子供・大人は 
みな孤独感に襲われ、”異常行動”に出る。

それを見つけて

怒ったり無視すれば さらに彼らを追い詰める。

異常行動や病気を治すのに スキンシップほど役に立つものは無い。

手当」という言葉でわかるように、
医者や看護婦は患者に手を当てる。
親は子供に手を当てる。
イエスもマザー・テレサも 偉人達は皆、手を当てて声をかけることで
人間の孤独感を癒し、治療した。”奇跡”を解くカギはここにある。

抗うつ剤SSRIを飲む前に ”ネットで調べた?”

日本の自殺者は 依然多い。その一因に 薬は関係していないだろうか。

小野寺光一氏『抗うつ剤というのは、
「覚せい剤」や「麻薬」に類似した構造式をもった物質である。』

新型抗うつ剤は覚せい剤類似物資である。したがって自殺者は倍増する。


抗うつ剤を「麻薬だ」 検査ミスで誤認逮捕 警視庁 
予備検査で合成麻薬MDMAに似た反応が出たため、
抗うつ剤を
所持していた男性を現行犯で誤認逮捕 asahi2007,07,25


抗うつ剤「パキシル」(一般名・塩酸パロキセチン水和物)の副作用の疑いのある自殺や自殺未遂の報告が増えていることがわかった。06年度は自殺・自殺未遂の報告が計39件あり、前年度の計13件から大幅に増えた。パキシルは国内の抗うつ薬全体の約4分の1を占めており、厚生労働省と製造販売元のグラクソ・スミスクラインは服用後の患者の様子を注意深く観察するよう求めている。asahi2007,06,28


「副作用が少ない」抗うつ剤
 を紹介されたとしよう。


誰が、その言葉を使い出したのか?


日本に流されるのは、二次情報だ。


The NewYork Times
2007,11,25 

どんな人間でも、「接待漬け」にあった場合...


PLUS どの業界も、新商品の販売にあたって


以前より”もっと良い” と謳う。


売り上げ第一
A patient cured, is a customer lost.

精神薬の売り上げ Kebichan55 2007,11,29 抜粋 

『普通に考えると、「治療薬」が多く出回れば出回るほど、
病気が治る患者が増えるはずです。ところが、一度周囲を見回して下さい。
精神疾患が治癒された人は増えましたか?
国民や社会に心の安定がもたらされましたか?自殺は減りましたか?』

年代別 『まず目につくのが、30代、40代の患者の異常な増え方です。
このグラフは ものの見事に
精神医療産業の戦略通りに患者が開拓されていることを示しています。


政治家が、製薬会社からの接待攻勢
負けて

国民によくないものを「わからないだろう」と押し付ける

(小野寺光一氏 2007,01,07


★ ★ ★


厚労省は、最低生活基準の切り下げを狙っている。
福祉:介護保険の保険料・利用料、障害者自立支援法による
利用料の減額を受けられない人が増える。 
医療:国民健康保険料の減免基準等が下がる。
詳細

御手洗会長は、偽装請負の合法化を公言し、
残業代ピンハネ法である
ホワイトカラー・エグゼンプションの実現を熱心に進めている。詳細


浜六郎氏
『「多少の不眠や不安、精神的な落ち込みは誰でもあること。
ところが、
安易に鬱病と診断されて
薬を飲むことで依存症になる人が多い。


「新世代の抗うつ剤」は 本当に自分に必要か


抜け出せなくなる前に 出来れば服用する前に

海外の新情報も合わせて 十分 検討してもらいたい。


★ ★ ★


12月12日掲載 (ゲンダイネット)の「高血圧の人は3倍ウツになりやすい」『今はうつ病治療に有効な薬があります。特にSSRIは効果的。服薬を続けることで、うつ病が改善されるのはもちろん 狭心症的な胸の痛みが抑えられ、血圧も安定するなど、ベースにある循環器疾患の症状が改善するケースさえあるのです..』 なんかとっても良さそうだが..

12月14日掲載 (日刊ゲンダイ)の「薬を売るために“病気”が作られる!? この記事によれば、『オーストラリアでは抗うつ剤の処方量が90年から00年にかけて3倍に跳ね上がった。その背景にあったのは
マスコミによる“うつ病”キャンペーン...製薬会社がマスコミを動員した多層構造のキャンペーンを展開。いまや“病気”や患者数が続々と水増しされている。『怖くて飲めない!

12月14日掲載 (毎日新聞)「<抗うつ剤>服用24歳以下で自殺行動 米FDAが警告強化」『米食品医薬品局(FDA)は12日、日本でも販売されている「パキシル」などの抗うつ剤すべてで、服用すると自殺のリスクが高まるとの添付警告の対象を、現行の 「小児と思春期の患者」から24歳以下に拡大するよう精神薬の諮問委員会に提案した。グラクソ・スミスクライン日本法人によると、パキシルの売上高は昨年国内で約500億円に上り、抗うつ剤の中で国内シェアは最大という。

12月12日の記事だけに目を通した人は、『うつ病治療には薬、特にSSRIが効果的』 と考えるだろう。しかし、14日の記事では、反証とも言える内容が続いている。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

このSSRIとは何か?はてなダイアリー によれば、『新世代の抗うつ剤の一群を指す。パキシル、ルボックス、デプロメール、ジェイゾロフト、プロザック、セレクサ、レクサプロが有名』 価格 も見てみよう。SSRIのパキシルは 一錠153.8円。他と比べて3倍近くする。抗うつ剤として最初に開発された三環系抗うつ剤 と比較すると、10倍近く高い。

ここでもう一度、12月14日毎日新聞の記事に目を通してもらいたい。パキシルの売上高は昨年国内で約500億円に上り、抗うつ剤の中で国内シェアは最大とある。こんなに高価な薬を うつ病の治療薬として利用している人は、海外にそんなにはいないはずだ。
インフルエンザ治療薬 タミフルの例が頭をよぎる。 天木直人氏 タミフルの危険性を黙殺した厚労官僚 『 国民の生命に関わる薬禍であると言うのに、政府はなぜかくも遅く、断片的な対応しか出来ないのか。これは国民の素朴な疑問であり、怒りの気持ちであろう。

タミフルの製造元のスイス・ロシュ社によると、過去5年のタミフル使用量は、日本が全体の77%、米国が20%を占める。また、FDAによると、過去5年の子供の使用量は日本が米国の13倍にのぼった。神経・精神に異常を示した子どもは32人いて、うち31人は日本人だった。2005,11,18 朝日

厚生労働省は、インフルエンザ治療薬タミフルを飲んだ後、飛び降りなどの異常行動を起こした人が'01年の発売から'07年5月末までの累計で211人に達したことを明らかにした2007,06,13 朝日

過去の出来事を 今一度振り返る。薬害エイズ事件 1996年3月8日(asahi-com)「メーカーHIV危険性の判明後に非加熱製剤を乱売 」によると、 『厚生省は 83年にエイズ研究班を設置したが、米国で承認された加熱製剤の緊急輸入は見送られ、非加熱製剤を使っての血友病治療が従来通り継続された』 とある。有益な情報を英文記事からも得る必要性を痛感する。

In September 2004, the FDA issued a warning for Paxil, stating that the drug can cause suicide and violence in children and teenagers....there is an increase in the rate of self harm and potentially suicidal behavior... British health regulators recently issued a warning and stated.Paxil has been associated with difficult withdrawal side-effects. Often these withdrawal effects are experienced just hours after a missed dose.

記事によると、”自殺のリスクが高まる”だけではなく、薬の服用で攻撃性も増し、自傷行為に走る割合も高まる。一旦服用を開始すると、なかなか止められない。この内容を裏付ける日本の記事も見つけた。浜六郎氏 「最近、軽い鬱症状やパニック発作だけでも気軽にパキシルを処方する傾向にありますが、とんでもない間違い。パキシルが合わず強い副作用が出て、自殺や事件を引き起こすことは少なくないはずです」1999年の全日空ハイジャック事件の西沢裕司元被告や2001年の大阪池田小事件の宅間守元被告も、SSRI系の坑鬱剤を処方されていた。海外でも、SSRIがらみの不可解な殺人事件、訴訟騒動は数多く起きている。

翻訳本では『抗うつ薬の功罪』 David Healy 訳:田島治氏 「著者は産官学すべてのインサイダーを経験した無二の証人としてこのスキャンダルを報告する。ビッグ・サイエンス化する医薬品の開発および許認可プロセスの現状と、そこに複雑にからむ産官学の利害構造など、副作用の過小評価につながる数々の誘因のディテールがきわめて具体的に語られる。」

自殺や他殺は周囲の人々を悲しませる。まったくの他人でも、それを知れば悲しむ。原因の一つにSSRIが関与しているとしたら...真面目に薬を飲んでいる人々が、SSRIの副作用で自殺・他殺衝動を強めているとしたら...SSRIに脳(人生)を乗っ取られたも同然だ。

うつ病、更年期障害、高血圧、骨粗しょう症、ADHD...健康な人もつぎつぎと病気にされてしまう...マスコミによる“うつ病”キャンペーン怖くて飲めない』 アメリカで売れなくなってきたタバコがその後 日本市場を席巻し CMでもてはやされた時のことを思い出す。一九七○年代は約40%が単剤処方だったにも拘わらず、日本が突出して「多剤大量処方」している現状をご存知だろうか?大半が単剤、欧州でも二剤までが中心だ。リンクした記事は2002年。改善される傾向に無い。.薬害AIDSを生んだ土壌 《人命より金儲け・海外の情報を日本では遅らせて流す》 から多くを学んだはずの日本...

***** There's one born every minute. *****
”従順な日本人”は、周到に”作られて”いる

サービス残業(タダ働き)で疲労(思考力鈍化)させ 時間
キャッシング(高い利息)で(自由の羽)をむしり 
住宅ローン(会社飼いならし)で口(反抗心)を塞ぐ 身を守る牙
薬に依存させて創造(&像)力を萎えさせ      健康
仕上げに イメージ(CM)戦略        異常に気付く頭脳
不健康な日常を異常と思わない頭脳へ
手足がをもがれていくのに 見えない 気付かない

the naive simpleton 完成作品
.... 命令(マニュアル)が無いと 動けない
.... 命令(お告げ/診断名)通りに 己を可変  

従順な日本人を量産している側は
時間、金、戦う牙、健康を手放さない

∴借金 TV(CM) 薬 を遠ざけ 
  頭脳(司令塔)を守る


'07,10,23 読売社説 20年前から隠蔽され...30万人に使用

厚生労働省が製薬会社から得た資料の中に、血液製剤によってC型肝炎を発症した人の特定につながる情報があった。しかし、何もしなかった。

薬害エイズで旧厚生省が多くのファイルを隠していた前例を考えると、今度も不作為のそしりを免れるために隠蔽(いんぺい)したと見られてもやむを得まい。厚労省は薬害対策に真剣に取り組んでいるのか、これでは疑わしい。

C型肝炎ウイルスの感染を放っておくと肝硬変や肝がんを引き起こす。だが、早期に適切な治療を行えば、多くは大事に至らない。

肝炎の原因は薬害だけにとどまらない。注射針が使い捨てでなかった時代の予防接種などで、350万人以上が血液感染したとも推測されている。

加地智子さん『16年以上放置されたうえ、国と製薬会社から切り捨てられようとしている。人の命を大切にしているとは思えないasahi.com 07,12.06

薬害肝炎訴訟 731部隊との線

リタリンコカインと良く似た化学的特性を持つため、この薬物が子供たちのコカイン使用に結びつきやすくなる要因となり得る事を示している。詳細

コンサータ(リタリンと同成分)として名前を変えて登場

承認見送り出回るコンサータのターゲットは2万4700人、33.3億円2007,12,14 Kebichan55

1947年の「逆コース」 今年60年の居心地

⇒心に青雲 医療産業の犯罪(4)精神科医療の悪辣(下)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

MHRA 2006,11,30 page15 Paroxetine (イギリスのGlaxo SmithKline社で開発されたSSRI 商品名:パキシル)should not be used in the treatment of children and adolescents under the age of 18years.

BBC: Glaxo Hid Safety Concerns Related to Seroxat (Paxil) 2007,01,31

FDA Again Warns About Suicidal Thoughts and Behavior Among Young Adults on Antidepressants 2007,05,03 The new “black-box” label warnings, the most strident type of warning, would reflect the increased risks of suicidality in young adults, ages 18 to 24, during the initial stages of treatment, which usually encompasses the first couple of months.FDA  製品名List

どの記事を信じるか?選択権はお医者様にではなく 自分にある。医師に薬を処方してもらうーそれで治る場合もあるだろう。しかし、その薬が今、世界でどういう扱いを受けているか、ネットで調べることは必要不可欠だ。この際 お医者様の”様”を取って”さん”に変え、”お医者さんの処方にすべてお任せ”姿勢はやめて、自分でも自分を守ろう。お医者さんも多忙で 製薬会社のMRに言われるがまま処方しているかもしれない。任せきりは 私達と同じ 過ちをおかす人間(精神科医の例)ということを忘れさせてしまう。医師処分最多の77人

体が不調になったということは、生活サイクル、環境、人間関係 等 今迄の生き方を見直すー自己観照ーの良い機会を与えられたことと同義だ。意識下の自分に助けられたことに今は気付かなくても、いつか必ず気付く日が来る。薬で抑え込んでも繰り返す。最後 自分を助けてくれるのは”自己観照”だ。

ラチェット効果 ほどほど主義者が生き残る。

今の日本社会 《不平等が健康を損なうイチロー・カワチ氏 日本評論社 貧困率2位の日本 森永卓郎氏》 を踏まえて、人生の舵を取ろう。

精神分析医は口々に、圧迫感や緊張感にとらわれたり、内面的に苦悩しているときに、それを他人に打ち明けることは治療上にも効果があると言っている。誰にも話せないときには 常に神に訴えることが出来る。 D・カーネギー『道は開ける訳:香山晶氏 原書名:HOW TO STOP WORRYING AND START/CDも(英・和)で揃う。創元社からはハンディー版3冊セット

悩みがあるとぬいぐるみに話しかける田辺聖子さん(小説家)、飼い犬との散歩中にイヌに話しかける見城徹さん(幻冬社 社長)の話が”人生の歩き方スペシャル”(NHK)で紹介された。ゲスト達が みんなして「イヌやネコ」にうなずき、「ぬいぐるみ」にいたっては『イヌやネコより もっと近い存在で良い』と話されたのには意表を突かれた。情景を想像するだけで、笑いがこみあげてくる。

    

小野寺光一氏info

浜六郎氏 「多少の不眠や不安、精神的な落ち込みは誰でもあること。ところが、安易に鬱病と診断されて薬を飲むことで依存症になる人が多い。

精神的に落ち込んだときは、まずはゆっくり休んで、それから時間をかけて原因を取り除く努力をしてください。遠回りのようでも、一番確実な解決法なのです。この薬は大部分の人にとって飲まないほうが賢明で、また現在服用中の人急に止めることも危険なので、医師と相談の上、徐々に離脱する

民間療法
全頭検査は科学的ではないと主張する米国が、米国産牛肉の輸入規制撤廃を目指し「日本や中国、韓国への圧力をかけ続ける」との意向を表明。詳細

ユダヤ資本の食品業界 からの安易な輸入再開に反対した松岡氏の自殺⇒米国産牛肉輸入量が2倍強に急増月間4000―5000トンへ⇒赤城農水相辞任 more 小泉前首相、農林水産物等輸出促進全国協議会名誉会長 就任挨拶『農産物輸入を阻止するより 輸出に力を入れるべきだ』sankei '07,05,25

彼らの言うところの 非科学的な療法を、今、見直す時と痛感する。

「赤本」の世界』 山崎光夫氏
富山の置き薬と同様、ひと昔前の日本の家庭に常備されていた『赤本』。
民間療法のバイブルから 精髄を紹介する現代版。以下抜粋
  
雑煮餅で重い胃腸病が全快(焼餅・生の餅は禁物) 古来病人には、柔らかく煮た餅かまたは餅米の粥を食わすと全快するという経験上の伝説がある。 病人には特に野菜類が必要。 

腰湯は、婦人科諸病一切、腸カタル、赤痢、脳病、膀胱カタル、痔疾などにもっとも有効 婦人科病は、『古血の業』だから、血の巡りをよくしないと、手術をしても再発する。

半身浴(みぞおちから下を湯につける)温度は体温よりやや高めの37~38度で、約20~40分つかる。これは体の芯から温まって非常に良い。

男は大部分が座業者と有閑階級者が多く、運動不足のため、血管や筋肉が萎縮し、血液が濁って抵抗力が低下するのと、また一方の男子は 過度の労働階級で、体内の器官に無理が来るのが原因だと思われる。


これに反し、女子は、その大部分が終日家内でコツコツ働いて適度に動いているから、新陳代謝が順調に営まれ、血液の力が強まって、刺激力の強いホルモンの内分泌が衰えないから、老衰現象が遅れてくるのだと思う。

人間の身体は、毎日使わないと不使用性退行現象が起こって、毛細血管が閉塞したり、筋肉が萎縮したりして色々の病気を引き起こす。だから、運動するか歩くか軽い仕事をするかして、年中身体を動かす。 


三種類の食べ物  

”食”を見直し、免疫力を回復させる 心に青雲 2007,05,30
「当時、手術と化学薬品による近代医療では治らない病気に悩む人が急激に増えていました。あれは対症療法で、病気の原因を取り除くわけではないので、同じ食生活を続けていれば再発するのが当たり前なのです。心臓病、ガン、アレルギー、精神病、神経痛、婦人病など近代医療に失望した人たちが私たちのところにやってきました。」と久司さんは言う。

「粗大ゴミ」を癒す「可愛い」女性たち(日本社会)
健康な家庭に育った人はいとも簡単に、親孝行は大切だ、家庭は大切だ、
親や同胞とうまくやることは大切だと言う。それはそのとおりなのである。
しかし、条件がつく。 親が情緒的に成熟している時 という条件である。
大人になろうとした時、最大の障害は”健康な人”の価値観である。神経症性うつ病などは、この仕組みを打ち破れずに なったものではなかろうか。

内づらが悪くて外づらがよい人は、自分の内面が二つに分化し自我の統一はなされていない。 今まで自分の育った環境が自我の形成に障害になっていたということを認識し、違った環境、つまり自我の形成に良い環境を選ぶことに専心するのが何よりであろう。自我の形成に良い環境とは、何よりも情緒的に成熟した人々のいるところである。


日本の伝統食生命力取り戻す 久司道夫氏 マクロビオティック
久司道夫氏 「日本の伝統食が、心を穏やかにする」
"Nature is the curer of disease." Hippocrates(the father of medicine)

しつけ(躾)とスキンシップ 犬・猫と私達人間
異常行動や病気を治すのに スキンシップほど役に立つものは無い。

Ferenc Molnár 

試験に落ちて、浮上出来なくなり、手元にあるアルコールに走った。
予想外の父親の訪問に遭い、すべてを見破られてしまった。

懺悔.. すると 私の愛すべき父は ”処方箋”をその場で書いてくれた!

『そんなもんじゃ、現実からは逃避出来ないぞ。ただし...どうしようもないほどの悲しみに効く薬 世界中のどんな薬よりも信用のおける薬が、一つある--《Work》--だ。』

父の言うとおりだった!Workに慣れるまではハードかもしれないが、遅かれ早かれ上手く行く。”麻薬”の特徴で、習慣性になるんだ。
いったん習慣になってしまえば、なかなかそこからは抜け出せなくなる。
おかげで50年もこの習慣から抜け出せない。
I have never been able to break myself of the habit for fifty years!
Dale Carnegie's Scrapbook 『カーネギー名言集』

Work:ギリシャの貴族階級が使った言葉で、”自分の好きな労働” Labor:”自分の意に反する労働”
★ ★ ★ 

新世代の抗うつ剤を飲む前に ”ネットで調べた?”

宣伝相 ゲッペルスがドイツ国民に与えた19の警告

戦争をくぐり抜けた 菊池寛氏からのメッセージ

好きな言葉 を綴ってきたノートをめくっていたら、
菊池寛氏の言葉が出てきた。

《話の屑籠》

日本人は強権に服従しやすい。
戦場では強いが、
軍部や官権(官庁・官吏の権力)に対しては
ごく弱いのである。

日本人は 軍国主義に追随したのではない。
誰も戦争を欲しなかったのであるが、
強権に抗しられないで 戦争に引きずられてしまったのである。

民主主義は結構であるが、
それには 官権というものを徹底的に打破する必要がある。

官権の中枢である警察機構を改善する必要がある。

わずかの口実で、人民を留置所に入れたり、
嫌疑者を拷問する弊風は、即時一掃さるべきである。

官僚政治の弊風(悪い風俗 または風習)を改善するには、
戦時中の役人の大部分を民間人と入れ替えにすべきである。

でなければ 明治以来の官尊民卑(かんそんみんぴ
政府・官吏を尊く、民間・人民を卑しいとすること)の風は、
とうてい抜け切れないであろう。

役人は 月給を貰っていながら恩給を貰えたり、
位階勲 等を貰えたりする制度が、自然に官権を重からしめ、
人民の正当な主張を弾圧することになるのである。〔S.20 10月〕

国民がもっと政治に関心を持ち、

立憲政治の確立を念とし、

政党内閣制だけでも堅持していたならば、

おそらく今度のような大悲運を招かなくともすんでいたであろう。

日本人は、その点において 情けない国民である。

政党腐敗の声を聞いても、

依然として旧来の情実によって投票を行い、

政治のことは誰かがやってくれるだろうと、

好きなやつにやらしておこうといった気持ちである。

同じ学校卒業生で、内地人たるが故に 手当てが4割つくなど、
そんな得手勝手を行って
向こう(朝鮮・台湾の人々)が、心服するわけがない。

皇民化と称しながら、義務だけを強いて
皇民としての権利を与えていなかったのである。

長い間 他人扱いにしたのであるから、
他人になってしまうのは 当然である。〔S.20 12月〕

夫役(=ぶやく。支配者が強制的に課する労役。
ここでは、朝鮮人に対する無償強制労働)

道路建設などのインフラ整備の際、
建設地に住む朝鮮人を補償ゼロで追い払い、無給で建設工事に動員。
1936年朝鮮半島における「左官」の平均日給は 内地人3.37円 
朝鮮人2.1円〔昭和11年 朝鮮総督府統計年報 242P〕

朝鮮人の労働を安価に利用することが 
植民地支配に於ける富の蓄積に役立った。

  ★  

菊池寛氏の『話の屑籠』は、ネット上で公開もされている 
honya.co.jp「菊池寛アーカイブ」編集部

学校教育って、一体誰のため?

塾・予備校に通わないと受からない受験システムが子供の肩にのしかかり、
高い教育費が 家計を苦しめている
年収400万未満世帯の在学費用は年収の49.2% 図10参照)。


遺児母子家庭の平均勤労年収は、
98年の200万円から145万円に落ち込み、
生活保護の母子加算廃止方針が この窮状に拍車をかける。


ヨーロッパでは、卒業資格試験に合格すれば
自動的に大学入学資格を得られる。

つまり、大学へ入学するのに塾・予備校へ通う必要性が無い。

大学に入っても、基本的にどこも無料
(社会で負担しようという考え方)だから、
「母子家庭」だろうが「親がリストラにあった」からと言って、
希望を捨てる必要は無い。


もしも、本気で子供のことを考えるなら、
子供が自由に発想を広げる場=『考える力』
『情報選択能力』を伸ばす授業に変え、
『暗記主義・点数による序列化重視』を改めるはずだ。

卒業資格試験を導入すれば、受験に特化した勉強を
別枠で設ける必要もなくなり、学校独自のカリキュラムを組める。


高等教育での公費負担の割合 TABLEB3-3 PDF25
2000年 OECD 平均  80.2%
1位からギリシャ、デンマーク、フィンランド、オーストリア、
ノルウェー、トルコ、アイスランド、ポルトガル

9位ドイツ91.8% スロバキア スエーデン フランス85.7% (略) 
イタリア77.5% (略) スペイン74.4% (略) イギリス67.7%


ワースト3は 韓国23.3% アメリカ33.9%  日本44.9%

2003年 日本を見ると39.7% 下がってる!

韓国23.2% アメリカ42.8%  ワースト2になった。

学費・給食費・教材費無料の国がある一方で日本の親御さんは大変だ。
「給食費未納問題」で、
「社会保障削減問題」「大企業大幅減税問題」を棚上げにして、
未納者吊るし上げに国民が踊っていれば、政府は楽だ。

しかし国民も政府も、
本当に家計が苦しい家庭の子供達の首を
さらに絞めている現実には 無関心なままだ。


踊らされて、弱者叩きに夢中になればなる程、
日本の未来が霞み 沈む。


スーパーサイエンスハイスクールで一部の子供達に教育費をかけ 将来、
金にならない教科は切り捨てている。「いかに生きるか」なんて考えるな。
「いかに稼ぐか」だけ考えて生きろ と言われているようなものだ。

鶴見俊輔氏 『戦争が遺したもの 以下抜粋
「人間を成績ではかっちゃう人間は、”つくられた人”なんだ。
自分で考える力はないんだけど、学習がうまい。

だけど教わっていないこととか、
試験に出ない範囲のことが出てきたら、そのまま溺れちゃうね。

学校に試験で入って欧米の知識を並べて話せる人間が
権力の座につける仕組みが出来た。

するとみんな知識人になろうとして、試験で模範解答を書こうとする。

先生が思っているとおりの答えをうまく察して手を挙げて答える。

そういう”知識人”がどんなにくだらないかということが、
私が戦争で学んだ大きなことだった。」 



宇井純氏 『この国のゆくえ 以下抜粋

「生産優先、権力奉仕のための学問が東大では教えられてきた。


私自身の経験を振り返ってみても、

確かに生産のために必要な勉強はしたけれども、

人間を優先する教育はほとんどなかったことに気づく。

戦後、多数派は
あまりにも自己の利益だけを追いすぎたのではなかろうか。


その結果、生じているのが二極分解と全体主義化の恐れであり、

鯛と組織は頭から腐る”という言葉があるように、
私の生態学の体験からも、生態系全体が崩壊する時には、
実は強者から潰れていくのである。

いま、”勝ち組”といわれて、この世を謳歌している連中のほうが
むしろ早く生態系の崩壊を身に受けるだろう。

この事態を誰かのせいにする前に、
足元に目を向けて見る必要がある。」    


母子加算廃止””児童扶養手当大幅削減”とは、

”最低生活保障として手をつけてはいけないところを削る”ことを意味する。

新自由主義者による「小さな政府」行き着くところの

弱肉強食 格差社会」からは、  

”人としてあるべき姿” が全く見えてこない。

生存権と国の社会的使命について 憲法第25条

すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障

及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

H.D.ソロー 生計は愛するものでたてよう

ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817-1862)Henry David Thoreau
アメリカ生まれの作家。

Martin Luther King, Jr.
マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは、
1944年、大学生の頃にソローの作品を読み、
やがて自分の非暴力的な黒人差別反対運動に役立てた。


アメリカ古典文庫4 『無原則な生活』木村晴子さん翻訳 


ぼくたちの人生の送りかたを考えてみよう。

この世は実業の場である。それは何という果てしない空騒ぎだろう。

ぼくはほとんど毎晩、機関車があえぐ音で眠りを破られる。

その音はぼくの夢を中断する。

安息日などというものはない。

人類が 一度だけでものんびりしているのを見られたら、すばらしいことだろう。

ところが、仕事、仕事、に次ぐ仕事だけなのだ。


ぼくは、この絶え間のない実業は

何よりも詩や哲学、そうだ、人生全体に反していると思う。

犯罪のほうがまだましだ。

ぼくたちが偏狭なのは、

目的ではなく
手段にすぎない貿易、商業、工業、農業というようなもののみへの献身によって、

ぼくたちが歪められ、狭められてしまったからである。


ある男が、森を愛するために毎日の半分を森で散歩して暮らしたら、

彼はのらくら者と見なされる危険がある。

しかし、彼がまる1日これらの森を刈り込み、

土壌を若はげにする相場師として暮らしたら、

彼は勤勉で企業心に富んだ市民だと重んじられるのだ。

まるで、町が森に対して持っている興味とは、

それを刈り倒すことにしかないかのようだ。



人が金を得るための道は、ほとんど例外なしに、人を堕落させる。

ただ金を稼ぐために何かをしたいということは、

真に怠けていたと同じか、それよりも悪い。

もし、労働者が雇い主の払う日当以外何も得ることがなかったなら、

彼はだまされたのであり、また、自分で自分をだましているのだ。


ぼく自身の仕事についていえば、

ぼくがもっとも満足して行なえるような測量は、

測量を依頼した人が欲しないものである。

彼らは、ぼくが自分の仕事を粗雑に行ない、

それが正確すぎないことを、

いや、十分に正確ではないことを望んでいる。

測量の仕方にもいろいろあるようだが、

ぼくの雇い主が求めるのは

たいてい彼の土地がもっとも広くなるような仕方であり、

もっとも正しい測り方ではない。



労働者の目的は、生計をたてることや「よい仕事」を得ることではなくて、

ある仕事を申し分なく果たすことであるべきだ。

そして、労働者の賃金をひじょうに高くして、

彼らが単に生活のためというような、低い目的のためではなくて、

科学的とか、精神的目的のためにさえ働いていると感じさせたほうが、

町にとって金銭的な意味でさえも節約になることだろう。



仕事を金のためにするような人間を雇わず、

仕事への愛のためにするような人を雇いなさい。




この世に単に財産相続人として生まれることは、

生まれるというより

死んで生まれるといったほうがよいだろう。

自分の好みにあい、
満足を与えるような仕事をしている人がひじょうに少なく、

一般にほんの少しの金や名声で

現在の仕事から買収されてしまう人が多いことは、驚くばかりだ。

もしぼくが、
たいていの人はしているらしいのだが、

午前と午後の両方を社会に売ってしまえば、

ぼくにとって生きる価値のあるものが 残らなくなってしまうと確信している。


人生の大半を

生計をたてるために費やしてしまうこと以上に致命的大失敗はないだろう。



あらゆる偉大な事業は自給自足的である。


生計は愛することによってたてなければならない。


精神生活が衰えるに比例して、

ぼくたちはやけになって、始終郵便局に行くようになる。


自分の広範な文通を自慢するように、

一番たくさんの手紙を持って歩み去る哀れな男は、

もうずい分長いあいだ

自分自身からの便りをもらっていないことを、ぼくは請(う)けあう。



ぼくたちを宇宙の事実に関連づけるために、

毎日の日の出や日の入りを
真心こめて見ることは、

ぼくたちを永遠に正気に保ってくれるだろう。


   ★   ★   ★   

”樹木の家族” ジュール・ルナールの博物誌から

ジュール・ルナール(1864-1910), Jules Renard
フランス北部生まれ。

『博物誌』は、動植物についてのエッセイを集めたもので、
ルナール自身、もっとも愛した作品と言われている。

《樹木の家族》 から引用


かれらは騒音をきらって 
道ばたにはよりつかない。

人の手の入らない草原で、

鳥だけが知っている泉(いずみ)のほとりに住んでいる。


遠くから見ると、とてもかれらの中には入りこめそうもない。

近づくとすぐに囲みを開いてくれるが、すっかり心を許しているわけではない。

私はそこで休息し すずむことができるが、

かれらは私を観察し、うたがっているように思える。


かれらは長生きである。

そして家族の中に永眠する者がいても、

遺体がくち果てて 土にもどるまで 家族で守りつづける。


枝が長くのびると 

「いい枝ぶりだね」 とほめ合う。

目の不自由な人たちのように

たがいにふれ合うことで、みなの無事を確かめられるからだ。


風が木々を根こそぎにしようとふきつけると、

かれらは身体をふるわせて怒りをあらわす。

だが家族の中では口論一つない。

「それでいいのだよ」 という同意のささやきが 聞こえるだけである。



かれらこそ 私が求める本当の家族なのだと感じる。

ほかの家族のことはたちまち忘れてしまうだろう。


この樹木の家族は、

少しずつ、私を養子として受け入れてくれるだろう。


    

青柳秀敬(あおやぎ・ひでゆき)氏翻訳 
南塚直子(みなみづか・なおこ)
さん銅版画
『生きものたちのささやき』朔北社

こなれた訳文を銅版画が引き立てている。


同じ作品でも、 訳し方で まったく違う世界に出会う。
もし、ジュール・ルナールが この本に出会ったら...
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仏教(五戒・十善戒)の視点で道徳を考える

梅原猛(1925-) 哲学者、国際日本文化研究センター初代所長

仏教というのは結局、「仏になろう」ということ。

だから浄土宗でも、禅でもそう言う。
日蓮も親鸞もそうです。


山を登るのに どこの道を登るかは違うけど、
仏になるということは 共通しているんですよ。

仏になるには五戒、十善戒を守らないかん。

人を殺しちゃいかんとか、女を作っちゃいかんとか
そういう邪淫(じゃいん)、嘘をついちゃいかんとか、

近代は それを抜きにしたのがいけない。
近代の仏教者は それを説いていないんです。

「戒」のトップは殺生戒(せっしょうかい)です。

殺生戒を説いたら、教育勅語と矛盾するんだ。

教育勅語は「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」だから、
天皇のために戦って人を殺せということだよね。

殺生戒と言ったら軍国主義批判になるんです。

だから矛盾を避けた。


近代仏教衰退(すいたい)の歴史の一つはそこだと思う。

殺生戒律というのを
坊さんが守ってないから というのもあるけど、

仏教の戒律を採ったら
当時の日本政府の道徳と矛盾することになる。

だから仏教徒共通の十善戒を説くのをやめて、
宗派仏教の説だけを説こうとした。

それでは駄目なんです。

仏教徒が誰でも守るべき十善戒を守らねば仏教徒と呼べない。

それを説かなかったら僧とは言えない。

道徳を説かない。

これが近代仏教の大きな特徴(とくちょう)です。

---梅原猛氏 『神仏のかたち

    ★ 

私が中学の頃、大東亜戦争すなわち 太平洋戦争が勃発(ぼっぱつ)した。
旧制高等学校の1年生の時、徴兵延期が撤廃(てっぱい)され、
学徒動員が行なわれた。

私はすぐに出陣せず、勤労奉仕に通い、空襲に怯(おび)えつつ、
死の知らせとしか思えない召集令状を待った。

政治家や学者や詩人は、しきりに「スメラミコト(天皇)のおっしゃるように、
お前たちは 人をなるべく多く殺し、そして 死ね」と語った。

当時、誰一人として、私に
「君 死にたまふことなかれ」と言ってくれる人はいなかった。

日露戦争と太平洋戦争の根本的な違いであったのかもしれないが、

たった一人でもいい

私に はっきりと

「君 死にたまふことなかれ」と言って欲しかった。 

梅原猛氏 『百人一語

五戒:仏教で、在家の信者が守るべき5つの戒(いまし)め
殺生戒(せっしょうかい)生き物を殺すこと、特に人を殺すことを禁じる戒律
偸盗戒(ちゅうとうかい)盗みを禁制すること
邪淫戒(じゃいんかい)夫婦間以外の性行為、また、してはならない性行為
妄語戒(もうごかい) うそをついてはならない
飲酒戒(おんじゅかい)酒を飲んではならない


十善戒

不殺生(ふせっしょう)・・・むやみに生き物を傷つけない
 不偸盗(ふちゅうとう)・・・ものを盗まない
 不邪婬(ふじゃいん)・・・・男女の道を乱さない
 不妄語(ふもうご)・・・・・うそをつかない
 不綺語(ふきご)・・・・・・無意味なおしゃべりをしない
 不悪口(ふあっく)・・・・・乱暴なことばを使わない
 不両舌(ふりょうぜつ)・・・筋の通らないことを言わない
 不慳貪(ふけんどん)・・・・欲深いことをしない
 不瞋恚(ふしんに)・・・・・耐え忍んで怒らない
 不邪見(ふじゃけん)・・・・まちがった考え方をしない

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戦時に協力した禅の指導者たち