私たちは永遠に一つなるもの 「導引」
久司道夫氏 The atomic bombing of Hiroshima and Nagasaki made a deep impression on him, and he decided to devote his life to world peace and harmony. more
広島・長崎の原爆が、19歳の彼の心に深く刻まれ、以後、人生を世界平和と調和 harmony に捧げることを決心。今や 彼の食事法・人生観は、海外の人々をも惹きつけてやまない。著書一覧
『導引』 以下抜粋
星雲の動きから原子以下の粒子の動きまで、目に見えない精神の動きから目に見える身体の構成まで、すべては螺旋状(渦状)に形成されており、
陰陽によって統制されている。
陰と陽は この宇宙という範囲内におけるすべての現象の中に現れる。繁栄は凋落して貧困となり、貧困はやがて繁栄となる。昼は夜になり、夜は昼になる。冬は夏へと移り、夏は冬へと移る。
渦は 無限宇宙という海に、絶えることなく現れては消える。
人間に関する事柄も、皆この永遠宇宙の変化の法則に表されている。
宇宙の動きには、幾つかの基本的法則がある。
1.陰性の遠心的、拡張的力と傾向は、陽性の求心的、集約的力と傾向を
引き付け、その反対もまた同様である。
異なった力と傾向の間にある宇宙の引力の働きを、人間の言葉では「愛」と呼んでいる。男女の間、炭素と酸素の間、電子と陽子の間、低圧と高圧の間、プラスとマイナスの間、明暗の間、南北で、東西で、精神と物質でetc.. 反対の性質を持つ相対的現象は、普遍的で永遠のものであり、互いに引き合って調和を生み出そうとする。
2.陰性(陽性)は、同じ陰性(陽性)の力と傾向を排斥する。
無限の宇宙の海で 宇宙の調和を維持するために、反対の性質が互いに引き合う一方で、同じ力と傾向は互いに排斥し合う。不調和を引き起こさないように、同じ種類の現象は互いに引き離されて、同じ力と傾向が過剰に集まり過ぎないようになっている。
攻撃的で外交的な人々ばかりでは誤解と争いが起こりやすく、穏やかで内向的な人々ばかりでも同じである。同じ音が続いてもメロディにはならない。息を吸うばかり、あるいは吐くばかりでは 呼吸は出来ない。
同じ種類の力と傾向の間に起こる反発の動きは、すべての相対的現象の中で 普遍的に永続的に作用している。砕いて言えば、これは《別れ》であり、感情的に言えば《憎しみ》である。 この二つは、愛と調和と同じように この永遠に変化し続ける宇宙の主要原理である。
3.陰性の力と傾向、陽性の力と傾向の状態は、行き過ぎると
それぞれ反対の陽性、陰性を生み出し、それへと変わっていく。
無限宇宙の海に起きるあらゆる相対的現象は、
頂点に達すると今度は反対の方向への過程に転じる。
平和は戦争に変わり、戦争にやがて平和が戻る。
静謐(せいひつ)は興奮に変わり、興奮はやがて落ち着く。
無限宇宙の海では、とどまっているものは何もない。現象はすべて陰から陽へ、陽から陰へと変化し続けている。この普遍的で永遠に続く変化の法則にしたがって、宇宙にあるものはすべて一時的で はかない。反対の性質の間を一方から他方へ永続的に巡り移って、すべてのものは永遠に生まれ変わり続ける。
この三つの主要原理は 宇宙のどこにおいても支配的である。
いつでもどこでも、そして何があっても皆 この原理に従って変化していく。
天の川星雲や私たちの太陽系の運命も、そしてまた私たちが生きているこの地球の運命も例外ではない。人類の運命も、個人的であれ集団的であれ、
この原理に従って変化しているのである。私たちの身体と精神も、私たちの社会的活動と同じようにこの原理に沿って変化している。
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人間の命ははかないもので、
もし私たちが人生というものを
この長い命の旅と切り離して考えるならば、
この人生の間に成したものは皆むなしい。
しかし、人間の命は何百万、何十億年という
長いこれまでの旅の結果である。
人間の命はこの無限の海に
これまで起こったすべての経験の結果であり、
無限、すなわち絶対なる正義と自由、
絶対なる平和と愛と一体化したいという、
果てしない未来への燃えるような祈りと希望、
そして夢を表している。
私たちの日常の生活は、
この命の旅における次に来る段階の準備として、
心身の発展(身体 精神 霊的)を積み上げていく過程である。
私たちがなすこと考えることが皆
次の段階で結果として起こってくるのは、
ちょうどこの世の人生が前の世で何をなし、
何を考えてきたかに影響されているのと同じである。
この命の果てしない旅を理解する者は、
その身体性・精神性・霊性を発展させ、
自分の旅の来たるべき段階に備えて、
自分の人生を日々組み立て運営していくことが出来る。
この旅を理解しない者は、
毎日の人生の目標をどこに向けてよいのか分からずに、
地球上での生活を取るに足らない価値のない事柄に浪費して、
はかない安心感と満足感を求め続ける。
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私たちは皆、人間社会の一員である。
社会秩序に混乱と無秩序があれば、私たち自身の責任である。
地域社会や人間社会のどこかに悲惨や不幸があれば、
それは私たちの責任である。
世界のどこかに戦争や飢餓があれば、私たちの責任である。
人々は皆、有機的に繋がっており、
私たちは皆 お互いに私たちの生存条件において影響し合っている。
私たちは永遠に一つなるもの
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虫の話 動物との関わりの話 クジラ 魚の話
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