国連中心主義 民主党小沢氏とアフガン情勢
新安保条約は、有効期限を10年間とし、10年が経過したのちには、
いずれか一方の国が廃棄を申し出ないかぎり
自動的に延長されるものと定めた。
新安保条約に対する大きな世論のうねりが高まった。
アメリカの覇権の下で
半永久的に「従属的独立」に甘んじ続ける
という見通しに意義を申し立てた。
さらに、日本がこれまで以上に
大きな戦争に巻き込まれる危険が高まることについても、異議を唱えた。
国民の批判が高まる中、1960年5月19日の深夜、
岸政権は、
衆議院による新安保条約の批准を強行採決によって成立させた。
1960年10月、社会党の浅沼稲次郎委員長が刺殺される事件が起きた。
民衆に人気のあった浅沼は、前年に北京で演説し、
日米新安保条約とアメリカ批判を行った際
「アメリカ帝国主義は日中人民の共通の敵」と発言し物議をかもしていた。
『日本の200年』アンドルー・ゴードン 訳:森谷文昭氏
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森田実の言わねばならぬ【554】 '08,08,15
平和・自立・調和の日本をつくるために[549]再び戦争をしてはならない
――国民の皆さん、
2008年8月14日付朝日新聞朝刊政治(4)面
[〈政権選択〉民主党政策㊥「安倍 小沢流に試金石
持論の国連中心主義 アフガン支持に直面」]
の記事をぜひ読むことをお願いする。大変重要な記事である。
小沢民主党代表がアフガン戦争に加わるとの方針を改めないなら、
小沢政権には反対しなければならない。
平和主義の民主党政権をつくらなければならない
「衣の袖から鎧が見える」(日本の諺)
日本の政治の流れは「小沢一郎民主党内閣樹立」の方向へ動いている。
この流れは強まるばかりである。
民主党内は、小沢代表を無投票で選ぶ方向へ進んでいる。
国民は福田自公連立政権にうんざりして、
「一度小沢民主党にやらせてみたい」という流れになってきている。
私は、この流れに強い不安をもっている。
本当にそれでいいのか、と言いたい。
国民みんなで政権交代を実現して大喜びしていたら、
その小沢民主党政権が国連決議を口実に、
従米主義者の自公連立政権すらやらなかった
アフガン戦争に自衛隊を派遣して、
日本を戦争に巻き込んでしまう事態が起こるおそれが出てきている。
小沢代表は「私が政権を取れば(ISAF)参加を実現したい」
(『世界』2007年10月号)と明言しているのだ。
いまの民主党は平和を軽視しているのではないか。
民主党議員には
平和を守るという意識が弱いのではないか。心配である。
従米自公連立政権すらやろうとしなかった、
国連決議を条件に
アフガン戦争への参加を公約している小沢一郎氏を
無投票で代表に選出し、
小沢氏に何らの条件もつけずに小沢政権をつくろうとしている。
『世界』での小沢発言を見て、小沢氏への批判者になった。
小沢氏がこの発言を撤回しない以上、
小沢政権の誕生には反対すると決心した。
私は戦争をやる政権には絶対に反対である。
政権交代は必要だが、
代わった政権が戦争する政権になるなら反対しなければならない。
国民の皆さん、
朝日新聞8月14日の記事をよく読んで考えてみてください。
今日は8月15日。平和の大切さをもう一度考えたいと思う。
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森田実の言わねばならぬ【514】 '08,07,30
読者 「小沢一郎氏が首相に就任する可能性があると思いますが、
小沢氏は独特の憲法観、国連観をもっています。
小沢氏は国連決議があれば
自衛隊の海外派兵を行っても何ら問題はないとの考えです。
国連決議を日本国憲法の上に置く考え方です。
憲法軽視の小沢さんを首相にして本当に日本は大丈夫なのでしょうか」
森田氏:この質問者のご質問はもっともだと思う。
小沢氏は、極端な国連中心主義というよりも、
むしろ国連至上主義を主張している。
国連総会または国連安保理事会の決議があれば、
憲法第九条が否定している
海外における自衛隊の軍事行動を容認する立場をとっている。
このことは何を意味するか。
国連が日本を支配できるようになることを意味している。
国連安保理事国が一致すれば、日本を支配できるのである。
極論すれば、これは日本の主権の放棄である。
民主党は、
このような歪んだ政治観の持ち主を首相候補にしようとしている。
民主党が総選挙に勝って小沢氏が首相になれば、
国連至上主義にもとづく
日本の主権の放棄という事態が起こる危険性がある。
上記の質問をした質問者はこのことを心配している。
これは真っ当な心配である。
小沢氏は9月の民主党代表選で当選すれば首相候補である。
そうなる前に、この質問者の心配を解いていただきたい。
小沢代表がアフガンに自衛隊を派兵して戦争をしたいのであれば、
正直にそう言うべきである。
小沢氏は、民主党代表選に立候補するにあたって、
日本国憲法を日本国の基本法として尊重・擁護すること、
日本国憲法の上に国連決議をおくようなことを決してしないことを、
小沢氏自身が国民に向かって誓わなければならない。
小沢氏が過去の過ちを反省し、
歪んだ憲法観を放棄することを国民に向かってきちんと表明すべきである。
だが、小沢氏はこの点について沈黙を通す可能性がある。
この場合は、公開討論の場において、
対立候補がこの問題について論争を行うべきである。
この問題は重大な問題である。
ごまかしは許されない。ごまかしの政権をつくってはならない。
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森田実の言わねばならぬ【527】 '08,08,05
小沢一郎民主党代表の
「ISAFへの参加」論「国連至上主義」
「解釈改憲による集団的自衛権の行使は可能」との考えは、
大変に異常で間違った考えである。
首相に就任したら何をするかわからない、という心配がある。
小沢代表の国連至上主義は、国連の決議があれば
自衛隊の海外派兵は憲法第9条に違反しないとの主張である。
しかし、これは国連を日本国憲法の上におく考え方であり、
本質的には日本の主権の否定に通ずる。
しかも、
国連決議があれば、日本政府は国連に従うとの姿勢は、危険である。
日本の主権を国連にゆだねるおそれがある。
国連の中心にいるのは
米、英、仏、中、ロの安全保障理事会常任理事国である。
この5カ国にわが国の主権を預けるようなことは、
日本の主権の放棄に通ずる。こんなことをしてはいけない。
憲法解釈の変更による集団的自衛権の容認という考え方は、
「法の支配」の否定である。
憲法は基本法である。この憲法の条文の解釈を変えることによって、
いままで憲法が否定してきたことを容認しようというのは、
「法の支配」の否定である。
単なる解釈の変更によって国家としての基本方向を変えることは、
法治国家の否定そのものであり、違法行為である。
十分な議論もせず小沢路線を認めたら後世に禍根を残すことになる。
日本がアフガン戦争に加わることに私は絶対に反対である。
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森田実の言わねばならぬ【510】 【511】 【521】
'08,07,28 '08,07,29 '08,08,01
アフガンにおいてISAFはとんでもなく恐ろしいことをやっているのである。
ブッシュ米大統領は、これに日本を巻き込もうとしている。
小沢民主党代表がブッシュ政権の誘いに乗ろうとしているとすれば、
これは許されることではない。
ISAFへの自衛隊参加は憲法違反である。
小沢一郎氏は『世界』2007年11月号で次のように語っている。 〈(私は)国連の決議でオーソライズされた国連の平和活動に日本が参加することは、ISAFであれ何であれ、何ら憲法に抵触しないと言っているのです。〉 〈(民主党は)私が述べたような方針(「政権の基本方針」第3章)を決定しています。〉 〈今日のアフガンについては、私が政権を取って外交・防衛政策を決定する立場になれば、ISAFへの参加を実現したいと思っています〉
小沢氏が首相に就任したとき、日本政府は自衛隊をアフガンに送って、アフガンの地で戦争を始める危険性があると見なければならない。少なくともその心配はある。きわめて危険なことである。
民主党が、小沢氏のいうとおり、
小沢氏の考えを党の考えとして決定しているとすると、これは本当に危ない。
自公連立政権を打倒して政権交代を実現し小沢政権をつくることを優先させるか、それともアフガン戦争への参加を止めさせて平和を守るのを優先させるか、民主党を支持してきた多くの人々にとって悩ましい問題である。
もちろん、健全な人は「平和」をとるだろう。小沢代表の「ISAFへの自衛隊の参加を実現したい」との発言を
全国民が知ったとき、民主党の政権獲得は困難になると思う。
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森田実の言わねばならぬ【501】 '08,07,24
小泉構造改革で大もうけしてきた諸勢力は、政策転換に強く抵抗している。
この「諸勢力」は強力である。
まず、アメリカ。政府も資本家も欲のかたまりである。
ついで、日本の財界。これも欲のかたまり。
そして官僚。とくに財務省は強力。
これら「欲のかたまり」勢力は、すでに民主党に手を伸ばしている。
自公連立政権が小泉構造改革を否定し、捨て去ったら、
これを民主党にやらせようとしている。
「小泉構造改革を捨てたら、小沢と組むぞ」
という暗黙のブラフが財界と官界の深層で展開中である。
(ブラフ=bluff 虚勢 はったり。脅し)
民主党は「生活第一主義」を掲げてはいるが、
小泉構造改革のシンパ・同調者は少なくない。
「小沢政権ができたら、小沢首相は国内では財務省と組む。
アメリカの対日関係者とも組む。財界とも組む。
自公から民主に政権の名前は変わっても、
政権を支える支持勢力は変わらないということは大いにありうることだ」
――政界の裏事情に詳しい元官僚の話である。
マスコミは小泉構造改革支持派が固めている。
大マスコミ内部の主流は依然として小泉支持派である。
森田実の言わねばならぬ【581】 '08,08,27
日本国民はいま、危ない地点に立たされているのである。
民主党内の小沢代表への批判者たちは、
小沢一郎代表の豪腕におそれをなして、沈黙してしまった。
民主党内の現状は「一人のガリバー(小沢代表)と
子供たち(小沢代表以外の民主党議員)」である。
民主党は小沢氏の「私党」と化してしまうおそれがある。
小沢代表が総選挙に勝ち、首相になることを、
アメリカの軍部も国務省も期待しているとの情報がある。
アメリカ政府の狙いは、小沢民主党政府をアフガン戦争に巻き込み、
日本政府に金を負担させ、
日本の自衛隊にアフガンの治安の責任をもたせようとしていると
警戒しておかなければならない。世界は甘くないのである。
アメリカ政府の要人が小沢内閣の実現について好意的な発言をしたとか、
財務省・防衛省が小沢一郎氏に急速に接近し始めているとか、
財界、マスコミ界が小沢内閣成立を見越して、
大転向を始めているとか…さまざまな噂が流れている。
アフガン戦争は
アメリカ大統領選挙後の世界政治の中心問題になると私は予想している。
日本の総選挙も近い。小沢内閣が成立したとき、
アメリカはすぐ首脳会談を求め、
アフガン戦争への加担を日本に求めることはほぼ確実であると思う。
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シオンの議定書 第十議定
近い将来、われわれは大統領を責任のある役職にするであろう。
その時までに、われわれは表向きの役には就かず、
われらの人格なき人形たちに責任を負わせ続けるだろう
--大統領は、われわれが廃止の必要を指示すれば、
法律を廃止することもやるだろう。
その他に、大統領は臨時法を、
また、国利国益のためにはこれが必要だと言いつくろって、
憲法の枠から逸脱した新しい法案すら提案する権限を持つだろう。
少しづつまた少しづつ破壊する力が働いて、
われらの独裁政権が
あらゆる政体の政府を束ねる日を到来させるのである
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忍野昭太郎氏 『悪魔の使者 小沢一郎 裏で操るのは何者か』以下抜粋
小沢は日本が平和維持のために積極的な活動をするため
「国連中心主義」を打ち出す。
「国連」は 日本人にとっては”平和の使者”というイメージがある。
だが、これこそが日本人が抱く最大のイルージョン(幻想)である。
国連のパワーの源泉は、ユダヤ・フリーメーソンそして「世界支配層」である。
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US-led coalition forces killed 76 civilians - including 50 women and 19 children - in a military operation yesterday, the Afghan government said.The attack, which included air strikes, took place in the Shindand district of Herat province in the west of Afghanistan and an investigation is now underway, its interior ministry said in a statement. '08,08,22 RAWA
日本がやられて来たことと同じ ∵同じ目的を持つメンバー
非戦闘員である労働者とその妻子を殺戮する意図
敵の非戦闘員を大量に殺戮することにあり、
さらにこれによって生存者を威嚇すること
――『世界権力構造の秘密』(ユースタス・マリンズ・著)より
秘密裏に
Journalists should also be advised that several professional organizations are protesting the increasing difficulty of covering Afghanistan because of interference by US, Afghan, and ISAF forces. ProjectCensored
中村哲医師 アフガニスタンの現状報告 ペシャワール会報95号
現地情勢は、アフガニスタン・パキスタン共に、まさに修羅場です。
空爆、暗殺、反乱、100年に一度といわれる大旱魃と飢饉、
外国軍の横暴、麻薬、強制送還しても減らない難民...
一昨年、国境付近で
「80名のタリバーンを殺した」と米軍の発表がありました。
何のことはない。
死んだのは、全て年端もゆかぬ子供たちでした。
住民たちの憤激に、後に「誤爆だ」とされましたが、
日本では報道で取り上げられませんでした。
実態は、西側筋の伝えるものとかなり異なります。
遅々として進まぬ復興、実のない内外の議論、外国軍の横暴に対して、もはや忍耐は限界を超えました。これは緊急事態であり、吾々の戦であります。いたずらに農民を殺戮する外国軍の「対テロ戦争」と対決し、一人でも多くの命を守る戦いであります。ペシャメール会報94号
TV--性欲・食欲・消費欲--過度に刺激
肝心な情報は遮断
According to UNICEF during the ten year war more than 300,000 children have been killed. The survey has shown that 60 percent Afghan children have lost their family member and 39 percent have lost their home. The UNICEF estimated that more than 5 million people in which 70 percent women and children rely on humanitarian aid to survive.
Afghanistan become a lawless place and a locus of instability, terrorism and drug trafficking. So, suicide bombing, kidnappings, the killing of government officials and hijacking of aid convoys is the daily feature of society. The present confrontation between the US and Taliban has destroyed the country and some political observers claims that the security situation under the Taliban was better than the US-led forces. '08,08,26 RAWA
「テロ特措法」はアフガン農民の視点で考えてほしい
~「殺しながら助ける」支援というものがあり得るのか~
中村哲氏 『私は国会の証人喚問でアフガニスタンの実情を報告し、
「自衛隊の派遣は有害無益である」と述べた。しかし、テロ特措法の契機となった「アフガン報復爆撃」そのものについても、それを日本政府やメディアが支持したことの是非についても、現地民衆の視点で論じられることはなかった。特措法延長で米国同盟軍と見なされれば反日感情に火がつき、アフガンで活動をする私たちの安全が脅かされるのは必至である。
繰り返すが、「国際社会」や「日米同盟」という虚構ではなく、
最大の被害者であるアフガン農民の視点にたって、
テロ特措法の是非を考えていただきたい。』'08,04,01
⇒26日午前、
アフガニスタン東部ジャララバードで活動する非政府組織
「ペシャワール会」のが、何者かに拉致された(⇒伊藤氏亡くなる)
同会は、中村哲医師のパキスタンでの医療活動や
井戸を掘る活動の支援目的で結成。
1984年からパキスタンやアフガンで
病院などを運営し、診療を行っている。'08,08,26 毎日
現地の治安情勢について中村医師は、『雪が解けた4月以降に悪化し、
対日感情もこれまでになく悪くなったと感じていた』'08,08,27読売
想起:2007年11月- 2008年1月
国際(=アメリカ)社会の要請 ”新テロ法”成立
五十嵐仁氏
日本の給油再開です。この給油協力は、
アメリカが勝手に始めた戦争への協力であり、憲法違反です。
再び、アメリカの誤った「対テロ戦争」に加担するために
インド洋に向かう海上自衛隊の艦船の姿を見て、
アラブの人々は、どう考えるでしょうか。
何故、ブッシュ大統領のご機嫌を取らなければならないのでしょうか。
莫大な国費をインド洋に捨てるような愚を犯しながら。事実上、
私たちが納めた税金は、テロを防止するためにはではなく
テロの温床を拡大するために使われているのです。
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小沢氏「私が政権を取って外交・防衛政策を決定する立場になれば、
ISAFへの参加を実現したいと思っています」
⇒アフガン戦争に自衛隊を派遣して、
⇒日本を戦争に巻き込んでしまう事態が起こるおそれ
森田氏「小沢氏がこの発言を撤回しない以上、
小沢政権の誕生には反対すると決心した。」
只今 自衛隊は 日本を守るための組織ではなく(オルタ'08,08,26-27)
アッチのもの-- 小沢氏-【NWO】- 別名Vampire
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椿三十郎 DVD (黒澤明監督)
三船(姦計を見破る)か--加山(味方と思った相手に騙される)か
門番(メディア等)が 道を逸らす 逆を宣伝
例)アル・ゴア--ジョージ・ソロス=アッチ
=国際金融資本= ヴァンパイア(吸血鬼)
門番が 日本の元凶を 褒め称える
★エドワード・W. サイード
「人は必然的に孤立し、孤高の存在とならねばならない。
他の人々や仲間たちから独立せねばならない。
研究の仕方や、テーマの取り上げ方など、
すべての点で 他の人々から違った視点にたつこと」