【パールハーバーと新BIS規制】画家はアッチ
『迫る破局 生き延びる道』ジョン・コールマン 訳:太田龍氏 以下抜粋
パールハーバーに至る一連の出来事は、1904年あるいは さらにそれ以前までさかのぼることができる。世界を共産主義にとってより良い場所にするためのグランドデザインという大きなカンバスがあって、それに1940~1941年に細かな部分が描かれたのである。
「画家」はフランクリン・D・ルーズヴェルト、スティムソン国務長官、ヘンリー・モーゲンソー、そして国務省の「中国の手先たち」であった。
ソビエトの幹部スパイであるリヒャエルト・ゾルゲは、東京のドイツ大使館で二重スパイとして働いていたわけだが、日本の警察の罠にかかって逮捕され、3万2千語に及ぶ供述書を書いた。詳細にわたる供述書の中には、パールハーバーへの攻撃が起ころうとしていることを、1941年10月に すでにスターリンに報告していたという事実があった。
この情報は、ワシントンに送られ、引き換えにアメリカは、
ドイツがソ連に侵攻する日付に関する情報を提供したのである。
日本経済は 途方もない攻撃にさらされている。
今 起こっていることは、多くの点で1940年にアメリカと英国が日本に対して行なった、あの 首を絞めるにも等しい禁輸措置に酷似している。
現在のやり方は貿易のボイコットの形をとらないが、効果は同じである。
パールハーバーの悲劇が起こるまで、アメリカ人の90%が反対していたにもかかわらず、ルーズヴェルトがアメリカを第二次世界大戦に突入させるのを止めることはできなかった。
もし、アメリカ議会が憲法を理解していたら(今に至るまで、極めてあからさまな無視が続いている)、パールハーバーは起こらなかっただろうし、起こりえなかったはずである。ルーズヴェルト大統領が署名した、日本に対する禁輸措置に権限を与える いわゆる大統領令は、インチキ書類であった。
アメリカの憲法には、大統領令を許す条項は 皆無 なのである。
想起:2008.9.26(その2) 森田実の言わねばならぬ【694】
いま、日本が戦争に巻き込まれる最大の危険は、アメリカのアフガニスタン戦争に加わることにある。アフガニスタン戦争が最大の危険要素になっている。 アフガニスタンでは国際治安支援部隊(ISAF)が戦闘を展開している。米国政府は日本の自衛隊がISAFに参加することを求めているが、
日本国憲法第9条は、
日本の領土・領海外での自衛隊の軍事力行使を禁止している。
ところが小沢一郎民主党代表は、
国連決議があれば日本の自衛隊はどこへでも出動し、
軍事力を行使できると主張している。
国連決議があれば
憲法が禁止している集団的自衛権の行使は可能だ
との考えに立っているようだ。
★British Covert Operations in the United States 1939-44
Britain's World War Ⅱ influence-shaping campaign in the United States was one of the most important and successful covert operations of history... Thomas E. Mahl
★Reassessing the Presidency John V. Denson
After the war had started in Europe in September 1939,
but before America entered the war, Roosevelt committed numerous provocative acts in an attempt to create an incident that would involve America in the war to help the British. One of the most provocative acts addressed to Germany was the Lend-Lease Act of March 1941, which was a virtual declaration of war.
Roosevelt's action of sending fifty destroyers to England was clearly intended to provoke the Germans, and to aid the British.
... The immense value of Walter Lippman to the British as a propagandist is clearly shown in David Gordon's excellent study of false war propaganda in general, and his case study of Lippman in particular.Lippman argued that America should intervene in World War Ⅱ because Germany was clearly a "menace " to the British Empire, and he concluded that since America's interests were "equated" with the British, Germany was equally a threat to America.
We now have the recollections of Churchill’s son. Randolph, who relates that he had a conversation with his famous father before America entered the war,And he asked his father how he was going to win the war. Churchill told his son,
“I shall drag the United States in.”
One member of Churchill’s war cabinet, Captain Oliver Lylleton, who was the British production minister, was well aware of the secret maneuverings of Churchill and Roosevelt to get America into the war, and he stated in a speech in London on June 20, 1944: “America provoked Japan to such an extent that the Japanese were forced to attack Pearl Harbor.
It is a travesty on history ever on history ever to say that America was forced into war.” A member of the Roosevelt cabinet, Harold L. Ickes, stated, “For a long time I’ve believed our best entrance into the war would be 〔via〕Japan…〔which〕 will inevitability lead to war against Germany.”
In his excellent book on Pearl Harbor, George Morgenstern devotes an entire chapter to an analysis of the secret agreements made primarily between Churchill and Roosevelt before America entered the war.He also points out that the Dutch were included, mainly because of their oil resources in the Pacific.
Roosevelt had secretly committed America to a war in the event the British and Dutch oil interests were put at risk by the Japanese, who desperately needed oil.
The military plan drawn up to carry this out, called "Rainbow Five," and this amounted to a commitment by Roosevelt to protect British, Dutch, and Chinese economic interests.This secret agreement had been in place for eight months before Pearl Harbor, but it was never put into a formal treaty or even an executive agreement.
... Secretary of War Stimson revealed after the war Roosevelt's secret wish of getting the Japanese to fire the first shot. Stimson's diary entry of November 25, 1941, thirteen days before Pearl Harbor, describes a meeting of the cabinet at the White House:
There the president... brought up entirely the relations with the Japanese. He brought up the event that we were likely to be attacked, perhaps 〔as soon as〕next Monday, for the Japanese are notorious for making an attack, without warning and the question was what we should do. The question was how we should maneuver them into the position of firing the first shot without allowing too much danger to ourselves.
★ ★ ★
想起:『金の値段の裏のウラ』 鬼塚英昭氏 以下抜粋
20世紀のある時点で〔金の戦争〕という名の秘密戦争を仕掛けたときから、
世界を支配するグランドデザインが出来ていたはずである。
新しい通貨(フェニックスという名称かどうかは別にして)は、
スイスの国際決済銀行(BIS)で研究され、
一部はすでに印刷されているのではないかと思っている。
新しいBIS規制が通貨と結びつくのである。
バブルの崩壊はBIS 規制によったと私は書いた。
BISはIMFと結託して世界を裏から動かしてきた。
新BIS規制が2007年の3月から導入された。
日本を根底から揺さぶる規制をBISが一方的に決めた。
--各国の根底から
国のエネルギーを殺(そ)ぐべく
爆弾を投げ込んできた--
朝日新聞('07,05,01)
『金融機関の資産や負債のリスクを、
より厳格にみる国際決済銀行(BIS)の
新しい自己資本比率規制(新BIS規制)が2007年3月から導入され、
中小金融機関に不安が広がっている。
これまでリスクが無い資産として
金融機関が買い増ししてきた国債の扱いが、
一転して金利変動リスクの高い資産に変わったのだ。
「国債問題」は、10月に民営化が始まる日本郵政にも
重い課題になる可能性がある。』
今までは、国債や地方債はBIS規制では「リスクがゼロ」で計算できた。しかし、新BIS規制では、金利が急上昇すると、国債の利回りと預金金利とが「逆ざや」になる恐れがあるとして、保有する国債の金利リスク(損失)の計算が義務付けられたのである。
これは
信用金庫などに国債を買わせないようにする
BISの悪企(わるだく)みである。
BISはついに、その醜悪な正体を現わしたのである。
それは裏を返せば、
金を独占したチューリッヒの小鬼たちの将来への布石の一つである。
★補足★
【国のエネルギーを殺(そ)ぐ”爆弾”】
リーマン破綻は日本の金融機関に巨額の貸し倒れももたらした。
金額の大きさで目を引くのはあおぞらと新生の準大手2行だ。
両行とも98年の一時国有化を経て外資傘下となった銀行。
折から業績低迷に陥っているだけに今回の貸し倒れは痛い。
また、金額は小さいものの、紀陽ホールディングスの71億円を筆頭に、
地方銀行が運用難の中、
かなり広範にサムライ債(円建て外債)を購入している事実も注目される。
地方経済の疲弊で地銀の経営はどこも苦しい。
リーマン破綻がボディブローとなり、
生き残りのため大きな経営判断を迫られる可能性もある。
国内主要金融機関のリーマン向け債権 一覧
'08,09,23 東洋経済
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BISは一民間銀行である。
しかし、今や世界の中央銀行といわれるようになった。
新BIS規制を黙って受け入れることは
日本という国の破滅が近いということを意味する。
★補足★
【ゆうちょ銀行を標的にした新BIS規制、そして今後の動き】南風小僧氏
ゆうちょ銀行の今後の予定は、・来年09年に株式上場予定。・17年までには国は、全ての株を売却予定。株式上場ともなれば、外資が大挙して群がってくる。そして、株主の声として、信用度が低いと烙印をおされた日本国債を購入することは難しくなる。ちゃんとリスク評価せよ、新BIS規制を適用せよという声が高くなるだろう。その時、日本の貯蓄は外国投資に向かって流れ出す
日本国債は暴落→日本もIMF管理に置かれ、実質支配されるシナリオか?
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新しい通貨づくりの一つの布石が、新BIS規制であることを認識し、
一民間銀行の暴挙に挑戦すべきである。
ロンドンとチューリッヒの小鬼たちは 次々と手を打っている。
新しい通貨を流通させるために、BISが 動き出している。