市民と科学者の内部被曝問題研究会より抜粋
http://www.acsir.org/info.php?14
人工放射性物質の危険
原発事故により原子炉から放出された
人工の放射性物質セシウム(Cs134,Cs137)は、
自然放射性物質カリウムK40とは同じベクレル数でも
生体内
での挙動が異なります。
人工の放射性物質であるセシウム134,137は
心臓、脳、腎臓など重要な臓器に蓄積し、
これらを傷つけ健康を破壊します。
そのため、放射性セシウムの方が少量でもカリウム40よりも危険です。
臓器への取り込まれ方が異なるからです。
その他、ストロンチウムやプルトニウムなども がれきに含まれ、
内部被曝はいっそう危険です。
心不全から突然死が起きています。
日本でも突然死が心配されます。
放射能に汚染された物は
「拡散してはならない、燃やしてはならない」
これが人間の命と環境を保護する鉄則です。
汚染されたがれきを汚染地域外に持ち出すと、
生命に危害を及ぼす地域が広がるからです。
焼却処理すると2次被害を作り出します。
焼却という2次被曝の操作は
福島事故の放射能汚染を繰り返すことであり、
決して行ってはなりません。
( 汚染地帯のがれき)
宮城、岩手のがれきは汚染されています。
政府が宣伝する「汚染されていないがれきだけを処理する」
というのは事実に反します。
海岸のがれきが波しぶきによって
より強く 放射能に汚染された可能性もあり、
これからも汚染が強まる可能性があります。
放射汚染地帯にある野積みのがれきには、
放射性物質が必ず入っています。
放射性物質の主成分はセシウムです。
「バグフィルター通過後のガスにはセシウムは存在しなかった」
というような実験結果は、測定のプロセスと精度に重大な疑義があります。
放射性セシウムはずいぶん遠くまで運ばれます。
危険区域は数十キロメートル~数百キロになります。
処理場から遠いところでも危険です。
国民・住民の「被災地の皆さんの力に何としてもなりたい」、
という気持ちは尊いものです
しかし、「広域がれき処理」への協力はしてはいけません。
「放射能汚染を拡散してしまう協力」は、
将来にわたって子や孫
に危害を及ぼす危険を導入することです。
人類の安全という観点からは愚かな行為です。
被災者と非被災者の両方に、「本当の利益を生み出す
人道上に恥じない
支援」をすることが大切です。
そのために、次のような視点を持つ必要があります。
これから何十年も継続する放射能汚染による惨劇を、
日本として耐え抜くために
①汚染の少ない西日本はそのままに保つ
②汚染されていない土地で食糧大増産
③今の基準の100分の1程度の低い基準を「食料品」に適用
④避難者の支援や、保養の機会や場所を提供するなど、
非汚染地でなければ実施できないことを行う
現在、国が採用する基準は
市民の健康保護を基本に決めた値ではありません。
経済的社会的要因を考慮して決めているのです。
具体的に言えば、
人の健康を守る
ために限度値を決めてしまえば、
原子力を維持することが出来なくなるので、
人の健康を犠牲にした高い値を設定しているのです。
☆ ☆ ☆
世論調査 2012年8月4日
がれき広域処理、9割近くが「進めるべき」 日経
内閣府が4日 発表 全国20歳以上3千人対象に実施
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汚染瓦礫拡散--奇妙な一致
蛇の如く聡く鳩の如く柔和に
水(小出裕章氏)清ければ、魚(人)棲まず
汚染がれき 拡散 一部抜粋
20110803 たね蒔きジャーナル
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/254.html
小出氏 「汚染したゴミは東京あるいは大阪、
あるいは神戸でもいいですけれども、
大都市に住んでいる私たちこそが
今責任を取らなければいけないと思います。」--???
コメント
死の灰を神戸沖に埋設することには反対する。
それこそ小出氏の論理でいうならば、
神戸沖の魚介類、生物には何の責任もない。
核のゴミ捨て場が見つからないから
じゃあ拡散しましょうでは
日本人全滅に繋がりかねない危険思想だろう
チェルノブイリでも
事故処理に使った乗り物や道具なんかは
今でも墓場と呼ばれる所に集めて放置されてるわけで…
それに見習うしかないと考えるのが普通だろうが…
小出氏 「汚染の高いものは、
原子力を許してきた日本人が食べ ればいいと思いますし
東京電力の社員食堂、国会の議員会館の議員食堂等は
滅茶苦茶な汚染のものを、でつくってほしいと思っています。
私のように 原子力を許してきた世代の大人は甘んじて食べて欲しい...」
コメント
小出氏の原発権力にたいする怒りはよくわかるのですが、
上記のような考え方には組できない。
東電の社員だって国会議員だって日本人だって
食べていけないものは食べさせてはいけない。
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2011年12月14日 21:10:12: NzWs8DIjuw コメント抜粋
大事なことは「なぜ?」原発に反対するかということだ。
原発に反対するのは、それが事故を起こしたときの
人間や自然への影響が甚大だからだ。
ストレートにいえば
自然や人間の命が大事だからだ。
もっとはっきりいえば、
公平にすべての命あるものすべて、
子どもも老人も大臣もホームレスも
すべて含んだ大きな枠組みでの
人間の生命への愛おしさから原発に反対するのだ。
もし小出が人の命を無差別公平に大事にしたいから
原発に反対してきたのなら、絶対に言えないことばがある。
それは
「年寄りに汚染食品を食わせろ」という意味合いの発言だ。
これがどれほどおぞましい思想であるか、
君たちは まったくわかっていない。
人の命を救うために原発に反対するものであるはずが、
それがいつのまにか、農業を救うために
年寄りの健康を犠牲にしてもやむをえないという思想を敷衍している。
(敷衍:ふえん=意味・趣旨をおし広げて説明すること)
小出の不用意な発言はこの先、世の中の動きとして
老人差別や老人排斥の動きが出てきた場合、
致命的なものになる。
いったい小出は何のために原発反対を叫んできたのか?
あまねくすべての人々の命を救うためじゃなかったのか?
今ここで 福島の農業を救うという一地域の一生産者のために
「老人」という存在を犠牲にするのもやむをえない などというならば、
それは 彼のこれまでの発言を すべて無に帰するものだ。
小出は単にイデオロギー(共産党などの主義主張)のために
原発反対を唱えてきたことになる。
口先では「子どもの命」などといっているが、
やっていることは正反対の人殺しだ。
小出は 汚染瓦礫も全国で受け入れよ という。
しかしこれも老人に汚染食品を食わせろ という主張と同じく、
現実をまったく無視した暴論である。
今のところ汚染瓦礫を無化して焼却する施設などありえない。
ありえないものを前提に話すと、
喜ぶのは 政府東電だけだ。
もちろん 汚染食品を老人に食わせるという発言も
政府東電の喜ぶところだ。
彼の発案が 万が一政府によって強制されたら、
多くの老人たちが阿鼻叫喚の精神状態に追い込まれる。
子どもだって同じ。子どもと大人を分けることはできない。
事実として子どもと大人は不可分だ。
同じものを食う。これが人間のリアルな生活だ。
小出の原発事故への発言はすべて
結果として
人の命を縮小させる方向性しかもっていない。
大事なことは「原発反対」の掛け声ではない。
もうその「反対」する根拠は、実際に起きてしまったのだ。
原発事故が起きる前ならそれは
いくらでも語ればいい。
しかし起こってしまった時は
できるだけ多くの人を
無差別に生き延びるように策を練り、